都市はどう変わっていくのか 2
通行料が高いのでトラックが橋を通らずに、運賃の安いフェリーに乗ってしまうからです。
それと同じように房総半島から京浜地域に野菜を運ぶトラックは、東京湾横断道路を使うよりも、少し朝早く家を出て、今までどおり千葉市を回って東京へ持っていった方が、高い通行料金を支払わないから良いということになるかもしれません。
そういう点で、木更津がどのように変化するかは、産業面からみると東京湾横断道路の通行料金に支配されることになります。
・・・つまり木更津周辺の農業がより近代化されるか否か、そこに工場ができて技術水準の高い京浜工業地帯の一部が新しく形成されるか否か・・・
そのような第一次産業と第二次産業の土地利用変化を支配するのは、東京湾横断道路の通行料金です。
ところが木更津市の変化は、そのような生産面のみによって考えるべきではないという意見もあります。
つまり東京湾横断道路は、まず東京の人々のリクリエーションに使われるという主張です。
東京に住んでいる人々にとって一番憂欝なことは、盆暮れを始めとする連休の際、東京から脱出する時に遭遇する交通渋滞です。
この交通渋滞は毎年ひどくなる一方です。
海水浴に行くとき、埼玉県から神奈川県まで延々と交通渋滞にぶつかり、乗用車のなかで家庭騒動がもちあがってしまうという話はよく聞くところですよね。
・・・それを考えると、東京湾横断道路が一番使われるのは一次産業、ニ次産業の物を運ぶということではなくて、交通渋滞を避けて南房総へ非常に簡単に行けるリクリエーション目的であるという意見は重視してよいでしょう。