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2011年02月 アーカイブ

都市はどう変わっていくのか 2

通行料が高いのでトラックが橋を通らずに、運賃の安いフェリーに乗ってしまうからです。


それと同じように房総半島から京浜地域に野菜を運ぶトラックは、東京湾横断道路を使うよりも、少し朝早く家を出て、今までどおり千葉市を回って東京へ持っていった方が、高い通行料金を支払わないから良いということになるかもしれません。


そういう点で、木更津がどのように変化するかは、産業面からみると東京湾横断道路の通行料金に支配されることになります。


・・・つまり木更津周辺の農業がより近代化されるか否か、そこに工場ができて技術水準の高い京浜工業地帯の一部が新しく形成されるか否か・・・


そのような第一次産業と第二次産業の土地利用変化を支配するのは、東京湾横断道路の通行料金です。


ところが木更津市の変化は、そのような生産面のみによって考えるべきではないという意見もあります。


つまり東京湾横断道路は、まず東京の人々のリクリエーションに使われるという主張です。


東京に住んでいる人々にとって一番憂欝なことは、盆暮れを始めとする連休の際、東京から脱出する時に遭遇する交通渋滞です。


この交通渋滞は毎年ひどくなる一方です。


海水浴に行くとき、埼玉県から神奈川県まで延々と交通渋滞にぶつかり、乗用車のなかで家庭騒動がもちあがってしまうという話はよく聞くところですよね。


・・・それを考えると、東京湾横断道路が一番使われるのは一次産業、ニ次産業の物を運ぶということではなくて、交通渋滞を避けて南房総へ非常に簡単に行けるリクリエーション目的であるという意見は重視してよいでしょう。

都市はどう変わっていくのか 3

東京湾横断道路は、木更津周辺の土地利用を変えるということもあります。


しかしさらに重要なことは、この道路ができることによって、東京から南房総への交通が改善されるということです。


外房がリゾート基地として、その質を高めることに、この道路は大きく貢献するという主張は理解できます。


千葉県の基本計画では、木更津自体について、三角都市構想の一角として位置付けています。


三角構想というのは成田と幕張と木更津、この3都市を千葉市の外側に特色を持たせて配置するという考え方です。


成田は国際空港関連の都市にするのです。


幕張は業務核都市として東京を支える新しいオフィス都市にします。


木更津は研究開発都市にします。


・・・このような考え方です。


木更津市およびその周辺には新日鉄を始めとする大企業がかなりの土地を持っています。


これらの土地はなだらかな丘陵地帯にあり、丘の上はゴルフ場になっています。


そのゴルフ場の下の丘陵地を造成すれば、環境の良い研究所団地になるのです。

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