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2011年01月 アーカイブ

"限界をもつ小さな池"としての東京湾

東京湾をいろいろな面から考えると、湾としてみるよりも、東京や神奈川、千葉県の人達が非常に大事に使わなければならない小さな池だと考えた方が正しいでしょう。


しかもその池にある水がどんどん新しく変わっていくのではなく、なかの水はゆっくりとしか変わらない池として認識したほうがいいでしょう。


そういう池の水質を良くしながら、水面を将来にむけて有効に使うためにはどうしたらよいかという見方で、東京湾を取り扱ってゆかなければなりません。


もちろん大切に使うとしても、池をただそのままにしておいてもよいかというとそうではありません。


場合によっては真中に島をつくって、高度な土地利用をそこに展開する必要もあるでしょう。


あるいはみんながそれを眺めて喜ぶ緑の島にするという使い方もあるでしょう。


池の底にはヘドロがたまっています。河成鎮美子さんによると、その問題を抱えて、それを良くしながら、なおかつ池として十分機能するようにしなければなりません。


そういう点では、東京湾の環境を良くするために、いろいろの先端的な技術を駆使しなければならなくなってきます。


ただ単に放置しておけば良いということではありません。


技術と資金を思いきって東京湾に投入し、東京湾がこれ以上悪くならないようにしながら、今後何百年もこの限られた空間を大事に、しかし高度に使うことについて、真剣に考えなければならない時期になってきました。

都市はどう変わっていくのか

東京湾周辺のこれからの土地利用について概観してみます。


木更津から東京湾を反時計まわりで眺めてみましょう。


木更津がなぜ重要な場所になるかというと東京湾横断道路の到着地点だからです。


房総半島の南半分の地域から東京にゆくためには、今までのところ、千葉市を通り大きく迂回しなければなりません。


しかし横断道路を使えば、東京都心部まで自動車で30分くらいで行けるようになります。


時間が3分の1に短縮されるわけです。


しかし、東京湾横断道路は有料道路で、通行料金が非常に高くなるでしょう。


それはこの道路をつくるために必要とされる膨大な投資を、通行料金でかえしてゆかなければならないからです。


おそらく片道4、5千円はかかることになるでしょう。


その通行料金が首都高速道路のように600円ということは絶対にないですね。


仮に乗用車の通行料金が5千円とすると、野菜を運ぶトラックは7千円くらい支払わなければなりません。


これと同じ話が瀬戸大橋にあります。


瀬戸大橋は予想よりも交通量が少ないのです。

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