« 2010年11月 | メイン | 2011年01月 »

2010年12月 アーカイブ

東京湾と都市計画

九十九里浜のきれいな渚を今のまま残して、その何キロか沖合に人工島をつくり、そこで外航貨物を取り扱うという提案があります。


この人工島と内陸部はトンネルで結びつけられ、鉄道や道路を通すのです。


そうすれば物流は千葉県の外側から東京に入る形になります。


東京港を東京内港とこの東京外港の2つに分けて考えることになります。


東京湾の港湾物流のかなりの部分は外に持っていくということです。


そうなれば、現在の千葉港の物流機能の大部分はそちらに持っていかれ、千葉・習志野・船橋各市の港湾地域は絶好の都市再開発の候補地になってくるでしょう。


素晴らしい住宅地として生れ変わるかもしれません。


東京湾内で、タンカーや液化ガスを運んでいる船が衝突すると、湾内が油だらけになったり、ガスの拡散で大変危険な状態になります。


そういう危険性を避けるためにも、油や液化ガスを受け入れる施設は東京湾の外につくるという考え方があります。


すでに東京電力の横須賀火力発電所では、原油の供給を東京湾の外で行っています。

東京湾と都市計画 2

それと同じように、液化ガスや石油の取り扱いバースを外房や3浦半島の地先に設け、タンカーはそこで油や液化ガスをパイプラインに移し替えます。


これらのパイプラインは東京湾内の各工業地域を環状に結びつけるのです。


・・・このようにすれば、東京湾内で液化ガスや油を取り扱うことがなくなりますから、それらを原因とする大災害がおきる危険性はなくなってきます。


早稲田大学のある教授はこの発想をすでにかなり以前から提起しています。


九十九里浜沖合に第二東京港をつくったり、液化ガスや油のパイプラインを東京湾の外側に出すという考え方は、現在のところあくまでも構想の域を出ないが、現実的な提案も動き始めています。


・・・たとえば、茨城県の那珂湊に非常に大きな旧陸軍の射撃練習場がありました。


その土地を使って港を埋め立てによってつくり、そこに東京湾へ入る貨物船の一部を負担させます。


そこから貨物を北関東横断自動車道を使いながら関東地方や東北方面に振りわけていきます。


大型貨物船はなるべく那珂湊を使って東京湾へ入れないようにするという案は、現実的な話として動き出しています。

About

2010年12月にブログ「読書して辿りついた先は・・・」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2010年11月です。

次のアーカイブは2011年01月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り